ノーレーズン東京駅店スタッフ日記|あたたかくて、しあわせなお店。
2025.06.08はじめまして。今回はグランスタ東京店のスタッフサナミが日記を書かせていただいております🧸🌷
……なんてあっさり書き出していますが、自分がスタッフとしてこの日記を書いているなんて今年の初めは想像もしていませんでした。働き始めてからもう3ヶ月経っているのに、今でも文字にすると爆発しそうになります。このドキドキが気を引き締めてくれると思いつつ、爆発しそうなほどのドキドキはそろそろ抑えたいところです。
ノーレーズンサンドイッチが東京駅にお店を出して3ヶ月が経ちました。まずはオープンから連日本当にたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございます!!朝早くから並んでくださったり、迷宮の東京駅を探し回って辿り着いてくださったり……ほんとにほんとに嬉しい気持ちでいっぱいです。これからもどうぞお気軽にフラッとお立ち寄りください🕊️
さて、私がまだノーレーズンサンドイッチで働く前、お店の外観も明らかになっていなかった頃に「東京駅のお店はどんな感じになるのか」と勝手に想像を膨らませていました。私個人としても東京駅にはこれまで何度もお世話になってきましたが、東京駅って他の色々な駅と比べても特別な場所だなと感じます。人も物も本当に多くて、特別な物を探す人とそれを売り込む人の活気がそこかしこに満ち満ちています。東京といえば、な有名店なんかは改札内外に複数お店があったりして、「さっきもここ通らなかった?」とトリックアートの迷路に入ってしまったような状況になることもしばしば。すごく楽しい場所だけれど、情報量が多すぎて「結局何を探していたんだ……」と目的を見失ってしまうこともあります。
私が想像した東京駅のノーレーズンサンドイッチは、そんな活気と喧騒の中にあってもオレンジ色の灯りが浮かび上がって、所々に木材が使われているようなあたたかみのあるお店。そこだけちょっと空気が変わって、ゆっくりと呼吸ができるような場所。手仕事の丁寧さと、どんな環境にいてもノーレーズンサンドイッチのお菓子があれば幸せで特別なお茶の時間が作れるというブランドへのイメージで「こんなお店になるんじゃないかな」と考えていました。
実際には想像を超えた美味しくてかわいくてアイデアフルな、ノーレーズンサンドイッチそのもののお店が出来上がっていたのですが、ショーケースを前にしたお客様の「かわいい〜!」「美味しそう〜!」というキラキラした反応や、かに道楽の如く揺れるレーズンサンドに「何か動いてる……」と見入るお客様(上の方にあるのに小さなお子様の目を異常に引くようで、よく指をさされている)、レジ内蔵型のガチャガチャに「えー!、そうなってるの!?」と驚くお客様など……多くの方がお店を楽しんで、心ときめかせているのを見ると、ノーレーズンサンドイッチが皆様にお届けしたい「しあわせなお茶の時間」に通じるあたたかさをお店に感じます。
キャラメルバターサンドを並べながら談笑する平野代表と、ノーレーズンにぴったりのユニフォームを仕立ててくださったaritomoさん。
一方で「手仕事」や「あたたかさ」って「素朴さ」みたいなものに結びつけられがちだと思います。でもノーレーズンサンドイッチには手仕事の丁寧さやあたたかさと、洗練された味、遊び心のあるアイデアフルな味、特別感が共存しているのです。それはパッケージやお店のデザインなんかにも言えることです。この共存ってきっとバランスをとるのがすごく難しいことで、商売となると尚更だろうなと思います。それを成立させているチームノーレーズンサンドイッチ、改めて大好きだなあ、と思います。(自分ももう中の人なのに……)
そうやって色々な人の力と気持ちがあって作られているお菓子とお店。そしてそれを実際にお客様にお届けするのが販売スタッフの役目。超・超・超重大です。たまに思いを馳せては、「背負ってるもの、大きい!!!!」となります。
でも、お店に立って色々なお客様に出会う日々は本当に楽しいです。以前から知っていてくださった方はオープンを一緒になって喜んでくださったり、グッズを身につけて来てくださったり。お目当ての商品を求めて何度も足を運んでくださる方も多く、本当にありがたいです。
お店に立って、こうしてお客様の物語の一部になれているような気持ちになれることがとっても幸せです。まだまだ試行錯誤の日々ですが、お客様により良い形でしあわせなお茶の時間をお届けできるように、東京駅にいながらちょっとホッとしたりクスッと笑えるような時間を作れるようにしていきますので、皆様のお越しをお待ちしております。
written by サナミ